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先輩を知る

谷中 有香

知財未経験の不安も解消
ポスドクから転身

化学部門

生命工学・医療グループ

谷中 有香

2014年10月入団

大学研究機関、公的研究機関出身

  • 研究員の経験が活かせる職場

    私は公の研究機関で研究員として勤務した後、大学の博士課程に編入して博士号を取得しました。そして次の転職先を探すため、大学の博士(ポストドクター)人材のキャリア支援プログラムに参加しました。このプログラムでベテランの担当者から「福利厚生が充実した職場がある」と最初にIPCCの紹介を受けたのが、IPCCの専門技術者の仕事を知るきっかけとなりました。とりあえず、専門技術者の応募資格を確認すると、“4年以上の科学技術業務”の要件がありましたが、研究員の期間に加えて、博士課程(修士課程も可)の期間もカウントされるので、余裕でクリアしていることが分かりました。そこで、初めての紹介先を試してみる程度の気持ちで応募することにしました。私は知財の経験がなく、専門分野が限られていたため、やっていけるのか不安でした。しかし、専門技術者の業務を疑似体験できる形式の面接を受ける過程で、自分にできる仕事ではないかと思えてきたので、思い切ってチャレンジしてみることにしました。
    恐る恐るの入団でしたが、業務を始めてみると、意外にも研究員の経験が活かせることに気づきました。例えば、不足している研究キットを補うため、色々と調べて、技術の原理を理解しながら研究を進めてきた経験は、未知の領域をどう調査すればいいのか、調査の勘を掴むことにつながり、専門外の技術分野の先行技術調査に役立っています。また英語の学術論文等を普段から読んでいたので、英語文献の読解力も自然とついていました。
    このようにIPCCは実務経験のない研究者を受け入れてくれ、かつ、これまでの研究の経験を活かせる貴重な職場です。色々な事情で、研究を続けられなくなったとしても、その経験を活かせる転職先があることを知っていただければと思います。

  • 新たな技術、人との出会い

    専門技術者は、幅広い技術分野を担当するので、狭く深く研究する研究者とは技術への関わり方が異なっています。知的好奇心旺盛な私には、仕事を通じで色々な技術に出会えることが面白くて、飽きることがありません。またIPCCにはあらゆる分野の一流のスペシャリストが揃っています。年配の方が多いですが、皆さん性格が若々しくフレンドリーで、分からないことがあれば、懇切丁寧に教えてくださるので、難しい専門技術に出会っても、一人で悩まずに解決することができます。さらに、専門技術者は個人で作業をするため、自分のリズムで仕事ができ、在宅勤務もあるので、研究者の生活に比べ、自由度が高い点も魅力です。
    私は、気分転換や健康のために合唱団と太極拳同好会に所属しています。同好会を通じて、プライベートでも色々な人と気軽に話すことができる様になり、人の輪が拡がると同時に、様々な人生経験も聞けて、とても参考になっています。
    様々な技術、人との出会いは、IPCCに入団したからこそ得られた貴重な経験です。

    新たな技術、人との出会い
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